いつともなくどこへともなく

2001年から続けている、生と死と言葉とのかかわりについて考えたことの備忘録です。

2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

■「祖国」はわたしが生きるのを助けるとはかぎらないばかりか・・・

もうずいぶんまえになるが、id:aimeeさんのブログ『PEREZOSOの森 (PTSD日記)』で、チャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』(我的父親母親)が取り上げられていたのだが、あまりの痛切さに衝撃を受けた。http://d.hatena.ne.jp/aimee/20040323 これは恋愛の…

■”ポジティブ”ってなんだ?

「ポジティブ・シンキング」、「プラス思考」などという言葉でググってみると、けっこうな数のサイトがひっかかる。それぞれがもはや、言葉として認知されているということなのだろう。アマゾンのデータベースを「ポジティブ・シンキング」、「プラス思考」…

■親になることは悲しみの種であるところの想像の翼を広げる

親になってひとりの人間のことを常に気にかけなければならない状況に追い込まれれば、人は不可避的に想像の翼の幅を広げなければならなくなる、と思う。ただしその翼は、より遠いところにある悲しみを捉えるためのものだ。しかしそう思えることも、なんらか…