いつともなくどこへともなく

2001年から続けている、生と死と言葉とのかかわりについて考えたことの備忘録です。

2008-01-01から1年間の記事一覧

「作者の死」と新世界秩序における自由

少し前のことになるが、下記のようなニュースが報じられ、諸方で失笑を買った。 日本音楽著作権協会(JASRAC)や実演家著作隣接権センター(CPRA)など著作権者側の87団体は1月15日、「文化」の重要性を訴え、私的録音録画補償金制度の堅持を求める運動「Cul…

『ゴッドスター』  古川 日出男 著

古川 日出男作品の「通読初体験」だったのだが、入口を間違えたらしい。久々に叩き甲斐のある作品に出逢えたという、不健全なトキメキを感じた。単純に、地の文で「高速で」とか書きながら高速の描写で「突っ走っていく」というのは、いくらなんでも古くさい…