いつともなくどこへともなく

2001年から続けている、生と死と言葉とのかかわりについて考えたことの備忘録です。

2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

■ralantissement〜吉田修一『パレード』について

たまには落ち着いてなにか書かなければ、と思う。では、なぜそう思うのか、と自分に問いかけてみると、答えはそれほど単純ではない。とくこのブログのように、「日記」、「覚書」という形式を使って書き物をしている人間にとっては、書くことがすなわち、立…

■行き先の書かれていない切符

ただ1分、1秒、生きているだけで、おとずれる悲しみと苦しみがある。日々ひとさじずつ、火薬が盛られているようなものかもしれない。いつかそれは爆発するかもしれない。積もれば積もるほど、爆発の規模は大きくなる。いや、最後まで、爆発せずじまいかもし…