いつともなくどこへともなく

2001年から続けている、生と死と言葉とのかかわりについて考えたことの備忘録です。

2009-01-01から1年間の記事一覧

デリダの「詩と真実」

くどいようだが、デリダの「憑在論」は、やはり彼一流のジョーク、ダジャレである、と思う。 そしてまたくどいようだが、20世紀末に生きた人間の「考え」にとって、とても重要な概念でもある。 マジメに考えてもしかたがないような言葉遊び、冗談を、概念=…

「個人」にとり憑いた亡霊

一年ぶりの更新となります。一年とひとくちに言っても。。。ため息以外出ない。 私生活上のことを少しだけ書くと、転職はしていないが、職種が変わった。 紙の雑誌編集者から、いわゆる「ウェブプロデューサー」へ。 まったく華麗でない転身だ。 昨年3月、前…