いつともなくどこへともなく

2001年から続けている、生と死と言葉とのかかわりについて考えたことの備忘録です。

ライス米国務長官、レバノン訪問

『ライス米国務長官レバノン訪問、停戦に厳しい条件』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060725-00000145-reu-int

レバノンを訪問したライス国務長官は、イスラエルが掲げてきた

という条件をヒズボラがのまない限り、停戦はありえないと繰り返した。
シニオラ首相の落胆は大変なものだっただろう。

レバノンにしてみれば、イスラエルが戦争の長期化を目指し、ヒズボラ掃討と称してレバノンの一般市民のライフラインを攻撃したことで、イスラエルの狙い通りダブルバインドに陥ってしまった。

対イラン、対シリアへの米国による後ろ盾をわずかな可能性ながらあてにしていたであろうシニオラ首相は、まったくのゼロベースからレバノン生き残りの方策を練らなければならなくなった。

レバノン国民のここ十数年間の復興の努力は、まったく水泡に帰してしまう可能性が高まった。